遺伝子医療と社会−遺伝子情報をどのように扱うのか
■日時: 2003年7月12日(土) 午後2時〜
■場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス隣・高田牧舎ビル 2F 会議室
(人間総合研究センター分室) ⇒アクセス図はこちらをご参照ください。
■講師: 足立 智孝 先生 (モラロジー研究所 道徳科学研究センター)
■演題: 「遺伝子医療と社会−遺伝子情報をどのように扱うのか」
■報告要旨:
この発表では、遺伝子検査における倫理問題のなかでも、家族間で生じる問題、特に家族内でのプライバシーの問題に焦点を当てて紹介する。この問題を考えるときには、遺伝子情報の性質を理解する必要があると考えるので、拙稿「遺伝子情報の性質に関する一考察」(『生命倫理』(13号、2002年))を中心に紹介する。
また、遺伝子情報の取り扱いの問題は、医療分野だけでなく医学研究分野でも大きくクローズアップされていることも併せて報告したい。
【講師略歴】
足立 智孝(あだちとしたか)
(財)モラロジー研究所 道徳科学研究センター 生命環境研究室 研究員。
1968年生まれ。金沢大学大学院薬学研究科修了後、(財)モラロジー研究所に入り、倫理・道徳の研究を始め、バイオエシックスと出会う。1996年に、早稲田大学木村利人教授に師事し、本格的にバイオエシックスを学び始め、1997年5月から米国ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所に留学する。1998年8月からは、米国ドゥルー大学大学院メディカルヒューマニティーズプログラムに学び、2000年に修了。2001年より現職。
お問い合わせ: 早稲田大学人間総合研究センターバイオエシックス・プロジェクト助手
河原 直人
※一般公開・申込不要・参加費無料です。