2012年02月25日

木村利人先生 最終講義

iモード 木村利人先生 最終講義のご案内


バイオエシックスの提唱者として世界中で活躍され、2006年4月より
恵泉女学園大学学長を務められ、本年3月末で任期満了を迎える木村利人先生の
最終メッセージを伺う会を下記のとおり開催いたします。
ご多忙とは存じますが、ご参加くださいますようご案内いたします。
なお、この会はどなたでもおいでいただけます。お誘いあわせの上おでかけください。


◆日時: 2012年 3月1日(木)15:00〜17:00

◆会場: 恵泉女学園大学 チャペル(15:00〜16:00)
                 学生ラウンジ(16:00〜17:00)

◆メッセージ
学長 木村利人
「未来へのメッセージ ー恵泉での6年を感謝してー」


◆交通アクセス: http://www.keisen.ac.jp/about/campus/access.html
  なお、会場へは多摩センター駅よりスクールバスをご利用ください。



◆お問合せ先: 恵泉女学園大学
            〒206-8586 東京都多摩市南野2-10-1
            042-376-8211



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2011年11月22日

シンポジウム「ポスト3.11社会と文明」


iモード ポスト3.11社会と文明
   〜文化・メディア・エネルギー〜


3月11日の東日本大震災とそれに続く福島原発事故は、これからどのような社会、文化、生活様式を創りだしていくべきか、私たちに根本的な問いを投げかけています。
持続可能で安全な代替エネルギーを土台とする社会と文明はどのようなものか?
エネルギー政策、メディアとコミュニティ、生命倫理、からだと心、という視点から討議します。


◆日時: 2011年12月2日(金) 19:00〜21:30

◆場所: 船橋市民文化ホール 大ホール


 <演者>
  ・島薗 進 (東京大学大学院教授 生命倫理・宗教学)

  ・影浦 峡 (東京大学大学院教授 メディア・言語論)

  ・永沢 哲 (京都文教大学准教授 哲学)

  ・松原 弘直 (環境エネルギー政策研究所理事・主席研究員 環境・エネルギー論)



  司会: 朝倉 幹晴 (船橋市議・駿台予備学校生物科講師)

  コーディネーター: 田野尻 哲郎 (東京大学大学院総合文化研究科博士課程・薬剤師)



◆参加費: 500円(当日参加可)

◆主催: 「原発と被災者を考える会」

◆問い合わせ先: post311.society.and.civilization@gmail.com

◆シンポジウムHP: http://post311funabashi.jimdo.com/



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2011年11月07日

国際長寿医療センターW.S.


iモード 「生と死 ─ いのちの終わりを考える ─ 国際比較の中から」

◆日時: 2011年11月18日(金)14:00〜16:00

◆会場: 霞ヶ関東海大学校友会館 霞の間
      東京都千代田区霞ヶ関3−2−5 霞ヶ関ビル35階
      TEL:03−3561−6041

◆主催: 国際長寿医療センター(日本) ILC-Japan

◆定員: 30名(先着順)

◆参加費: 無料


 死を迎えつつあるひとの「尊厳」を確保する方途については,いまだに十分に語られているとは言えない状況にあります。
 国際長寿医療センター(日本)の調査では,我が国においては理想の看取りと,実際に行われている看取りとのギャップが非常に高い,との調査結果が示されました。
 こうした中で,死を迎えつつある本人の尊厳が確保されるためには,社会全体が,そして家族,医療・福祉関係者がとるべき方途を,明らかにしていくことが求められています。 
 本セミナーでは,我が国における尊厳ある看取りの方向を見出すべく,国際的観点も含めて討議することを目的といたしております。多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。


【プログラム】《すべて同時通訳付き》
14:00  開会の挨拶  木村利人氏(恵泉女学園大学学長)
14:10  日本における終末期ケア“看取り”の現状・課題と今後の展望
       箕岡真子氏(東京大学大学院客員研究院,箕岡医院 内科医)
14:40  米国における在宅ホスピスの現状と今後の展望
       マイケル・ガズマノ氏(ヘイスティングスセンター研究員)
15:10  ディスカッション
       木村利人氏,箕岡真子氏,マイケル・ガズマノ氏
15:40  質疑応答
16:00  終了

※16:30より相模の間にて懇親会を開催いたします。


(以上)
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2011年10月18日

JAB2011一般演題発表報告

10月15・16日に早稲田大学で行われた第23回日本生命倫理学会年次大会において、
本会BSNの一部研究会のメンバーで、下記内容を一般演題として発表いたしました。

会場では有益なご質問やご指導を多く頂き、今後のBSNの恒常的な研究テーマとしても
さらに継続させていきたいと考えております。


*******************************************************************

iモード 日本における事前指示の現状と将来的展望
   ― 認知症ケア提供者を対象としたアンケート調査から ―


演者: 川上祐美・空閑厚樹・角田ますみ・前川健一・
     河原直人・足立智孝・窪田共和・箕岡真子
     (バイオエシックスを考える会(Bioethics Study Network))

キーワード: 事前指示 自己決定 自律 認知症 終末期ケア


【発表要旨】
 本研究の構成員が所属する「バイオエシックスを考える会(Bioethics Study Network)」は、1994年の日本生命倫理学会第6回年次大会での「学生セッション」で発表した学生を中心に、当年次大会の大会長を務めた木村利人教授(当時、早稲田大学教授)の提案を受けて発足した「バイオエシックスを考える学生の会」を前身とする有志の研究会である。
 バイオエシックスにおいて重要な概念である「自律(autonomy)」、および「自己決定」については、バイオエシックスの誕生以来、多くの議論の積み重ねがあるが、今回、本研究会内の有志で協働して、日本における事前指示の現状について調査し、現在の課題を検討することとなった。

 日常のケアにおいては、ケア提供者の認知症の人々の尊厳や自律に対する認識によって、認知症の人々が 「一人の人間」 としていかに生を全うしうるかということにおおいに関係してくるものと思われる。日本の臨床でも、告知およびインフォームド・コンセントの実践という形で、患者の自己決定が次第に確立されるようになってはきたものの、意思能力が次第に低下していき、その後意思能力を喪失していく認知症の人々における自律については、十分な考察がなされていない。また、認知症の半数以上を占めるアルツハイマー病の終末期には、嚥下困難が起こり、延命治療である人工的水分栄養補給が本人の意思を確認することなく、かなりの割合で実施されているという現状がある。
 このような認知症の人々の自律を尊重するためには、終末期ケアに関する事前指示の作成が重要であると考えられるが、現状では認知症を発症する可能性のある本人はおろか、そのケアにあたる医療者や介護者にも、認知症終末期ケアに関する事前指示の認知度は十分でない。
 しかしその一方で、事前指示書“FIVE WISHES”を参考に日本の現状に相応しく作成された『私の四つのお願い』(箕岡真子著)が出版されるなど、一般の人々が書店の店頭で事前指示書を手にとることができるようになり、事前指示の普及も新たな段階に入りつつあると言える。

 そこで本発表では、認知症ケアにかかわる人々を対象に、事前指示の認知度およびそれに対する賛否、今後の普及の可能性と問題点についての意見など、質問紙による調査を試み、その結果について分析・発表を行う。
 なお本研究会では、今後、日常ケアや生活における自己決定と、その延長にある終末期をめぐる自己決定との位置づけをどのようにしていくか、また当事者をとりまく環境や人間関係のあり方などに着目し、どのようにすればよりよい事前指示作成に結びつくかなど、日本の現状に添う事前指示のあり方について検討していく予定である。さらに、市民運動としての事前指示普及活動と、事前指示作成やその尊重をめぐる文化的背景や臨床的課題などについても、学際的に考察していきたいと考えている。
(以上、年次大会予稿集より転載)


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2011年04月06日

第23回日本生命倫理学会年次大会


iモード 第23回 日本生命倫理学会年次大会

2011年10月15(土)・16(日) @早稲田大学 国際会議場

ひらめき 大会ホームページ  http://jab2011.seesaa.net/


「一般演題・ポスターセッション」「公募セッション」の応募情報が発表されています。



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2011年01月27日

東洋英和女学院大学死生学研究所 第4回研究会 のご案内


東洋英和女学院大学死生学研究所
「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト


iモード 第4回研究会
  現代日本社会における「生と死」 ―文化と生命倫理の間―


各位
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
研究会を下記のように行います。文化と死生観の関係について、特に現代日本社会における「生命倫理」のあり方から考えてみたいと思います。日本に米国生まれのバイオエシックスが導入され、30年余の時が流れましたが、そこにどのような影響があったかを改めて探りたいと思います。
今回は、最初に、日本の医療のあり方についても貴重な発言をされてこられた、科学史及び科学哲学の著名な研究者である村上陽一郎先生にまずお話しいただきます。ついで、日本におけるバイオエシックスのパイオニアで、現在日本生命倫理学会会長である木村利人先生にお話をお願いします。
それぞれのお立場からのお話を受け、今の日本社会における生命倫理の議論のあり方や、死生観と生命倫理との関係などについて考えていきたいと思います。
多くの方にご参加いただけますようお願い申し上げます。
 お問い合わせは、下記Eメールアドレス(氏名とご連絡先を明記の上)にて、東洋英和女学院大学人間科学部大林研究室までご連絡下さいますようお願いいたします。
                                                     敬具


                             記

■ 日 時: 2011年2月22日(火) 14時00分〜16時30分

■ 会 場: 東洋英和女学院大学大学院 六本木校地201教室
       (東京都港区六本木5−14−40)
       最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
            麻布十番駅(大江戸線徒歩5分)(南北線 徒歩7分)

■ 内 容:
14:00  開会のあいさつ 大林雅之(東洋英和女学院大学人間科学部教授)

14:10〜14:55 (1)「生への愛と健康ブーム」
             村上 陽一郎 (東洋英和女学院大学学長)

14:55〜15:40 (2)「日本社会への挑戦と変革
             −バイオエシックス30年の回顧と未来への展望」
             木村 利人  (恵泉女学園大学学長)

休憩(10分)

15:50〜16:30 (3)総合討論

(以上)

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東洋英和女学院大学死生学研究所
「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト

代表 東洋英和女学院大学教授 大林 雅之
連絡先:東洋英和女学院大学人間科学部大林研究室

〒226−0015 横浜市緑区三保町32
Tel&Fax: 045−922−7727
E-mail: obayashi@toyoeiwa.ac.jp

==================
<後援>
 日本生命倫理学会
(財)生存科学研究所
==================


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2010年06月01日

第22回日本生命倫理学会年次大会


第22回日本生命倫理学会年次大会が、

2010年11月20(土)・21(日)に、

愛知県豊明市の藤田保健衛生大学にて行われます。


ひらめき 大会ホームページ http://www.fujita-hu.ac.jp/~jab2010/






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2010年03月14日

「代理出産を問い直す会」第4回研究会のご案内

「代理出産を問い直す会」第4回研究会


■日時: 2010年3月21日(日)

■場所: 東京大学法文1号館212教室
       http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html

■時間: 13:00〜17:00(終了後は本郷三丁目近辺にて懇親会)


■報告概要:

iモード 発表1
代理出産への対応―フランスにおける「他者のための妊娠」をめぐる議論から―
小門穂(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター)

<概要>
フランスにおける代理出産をめぐる議論は、1980年代の代理出産
仲介業者認可に関する係争に端を発し、1991年の代理出産契約は
公序違反であり養子縁組制度の濫用であるとした破毀院判決、1994年
生命倫理法の「他者のための妊娠」の契約無効と、有償・無償を問わず
仲介行為の禁止規定により、収束が期待された。代理出産禁止国で
あると国内外で認識されており、国内での実施は困難、合法とされている
国・地域でフランス人カップル(個人)が代理出産を実施できたとしても、
フランス帰国後に親子関係を認められない現状である。
 しかし、禁止立法後も、実施を試みる者は少数とはいえ存在し、今後も、
そのように生まれた子の親子関係についての係争は絶えることがないだ
ろうと予想される。また、カップルが子を持てない場合に第三者の女性に
代わりに産んでもらうという行為の意義が当事者団体などにより社会に
提起され続けている。その結果、2009年から始まっている生命倫理法改正
作業において、代理出産合法化の是非は重要な争点の一つとなっている。
立法による是非や親子関係のあり方に関する決定は必要だが、それだけ
では解決にならないことを認識すべきなのだろうか。社会が、代理出産と
いう行為に対してどのように対応できるのか、フランスにおける議論を通して
考えてみたい。


iモード 発表2
イタリアとカトリックの生殖補助医療をめぐる倫理問題
秋葉悦子(富山大学経済学部)

<概要>
西洋の生命倫理には、個人の自己決定権を最高原理とする個人主義
生命倫理と人間の尊厳を最高原理とする人格主義生命倫理の二つの
潮流がある。前者は70年代に米国に出現した世俗的な生命倫理であ
り、日本でも積極的に受容された。後者はヒポクラテスの医の倫理
に遡ることができ、今日では国際的な生命倫理の条約や宣言として
採用されているが、最近500年ほどの間はカトリック倫理神学が主た
る担い手であったためか、日本での受容は遅れている。イタリアで
2004年に成立した生殖補助医療法は、後者の立場に立ち、生まれて
くる子供に、女性、カップル、研究者と同等の尊厳と人権を認める
ための様々な方策を導入している。


【プログラム】
13:00〜13:05 司会挨拶:柳原
13:05〜14:05 発表1:小門穂氏
14:05〜15:00 ディスカッション
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:10 発表2:秋葉悦子氏
16:10〜17:00 ディスカッション

【参加申し込み】
お名前、ご所属を明記のうえ
下記宛先にメールをお送り願います。
yyanagi@l.u-tokyo.ac.jp

【主催】代理出産を問い直す会
【共催】2009-2011年度 文部科学省(新学術領域)
「女性に親和的なテクノロジーの探求と新しいヘルスケア・システムの創造」(代表 日比野由利)


以上

代理出産を問い直す会


********************************************


柳原良江
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東京大学大学院人文社会系研究科
グローバルCOE「死生学の展開と組織化」
研究拠点形成特任研究員
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
tel&fax : +81-(0)3-5841-3736


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2010年03月13日

「第三者の関わる生殖技術について考える会」立ち上げ集会のご案内

iモード 「第三者の関わる生殖技術について考える会」立ち上げ集会のご案内


■日 時: 2010年3月20日(土)14:00〜17:00

■場 所: 慶應義塾大学 信濃町キャンパス 予防講堂
        (東京都新宿区信濃町35番地)

■定 員: 120名(予約不要)

■資料代: 1000円

■内 容:
  一部(問題提起)「第三者の関わる生殖技術の何が問題なのか」
  発表者:AID(第三者の精子提供)で生まれた当事者
      慶應義塾大学医学部小児科教室 渡辺久子
      慶應義塾大学 生物学教室 長沖暁子
  二部(会場の方との質疑応答)
  司会:帝塚山大学心理福祉学部 才村眞理

■開催趣旨:
現在日本では、夫婦以外の第三者の精子や卵子を用いて子どもを得たり、
他人に出産を依頼するといった生殖技術が行われ始めています。
不妊に悩む人が子どもを得ることができる、という部分だけを見れば、
技術の拡大はすばらしいことかもしれません。しかしそれに伴い起こっている
問題については、どう考えればよいのでしょうか。

日本では匿名の第三者による精子提供(AID)が60年以上前から行われて
いますが、その振り返りは行われていません。しかし近年になってやっと
この技術で生まれた人たちが自分達の抱える深い悩みや技術に対する
疑問の声を挙げ始め、子どもが生まれた後に起こっている問題についても
少しずつ明らかになってきました。しかしこのAIDが社会的な議論もないままに
事実先行で進んできたように、今、卵子提供や代理懐胎も行われ始めています。

これまでの技術を振り返り、そしてこれ以上の技術の拡大がさらにどんな問題を
生み出す可能性があるのかを考え、そしてそのうえでも私たちは第三者の関わる
生殖技術を本当に望んでいるのか、今改めて考えるべき時期にきているのでは
ないでしょうか。

私たちは様々な問題が置き去りにされたまま行われ続けているAIDという
技術には反対です。そしてそれを前提として進められようとしている、卵子提供や
胚提供、代理懐胎にも反対します。

技術を否定することと、当事者を否定することは違います。そこで起こっている
問題を明らかにし、そのうえであらためてこれら技術の是非について社会全体で
考えていくためのきっかけづくりを私たちはしたいと考えています。

*************************************************

*主催・問い合わせ
 第三者の関わる生殖技術について考える会 
 メール:donorconception@hotmail.co.jp
 ブログ:http://blog.canpan.info/dconception/


(以上)


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2010年02月27日

小児科学会倫理委員会公開フォーラムのご案内

日本小児科学会主催
(財団法人パブリックヘルスリサーチセンター共催)

第7回日本小児科学会倫理委員会公開フォーラム


iモード 『これからの小児医療と意思決定』



  インターネットをはじめとしたIT化の加速度的な普及が医療にも大きな影響を与えています。長い間、「専門家」が占有していた医療情報も例外ではなく、医療に関する情報に常に関心を払い、豊富な医療知識を身につけた市民が増えつつあります。我が国の医療現場では、医師をはじめとする医療専門家の「パターナリズム(温情的父権主義)」の弊害が長いこと議論されてきましたが、医療知識を身につけた患者・家族は、今や医療スタッフと情報や意思決定を共有できるパートナーになりつつあります。

  この様な流れの中で、「患者が医療専門家とともに、エビデンスに基づく情報を共有しつつ治療方針などの意思決定を行う」と言う「Shared decision making(SDM)」が注目され、このSDMと言う新しいコンセプトに関する課題が盛んに議論されています。その一方、「子どものいのち」を巡っては、この一年間でも子どもの終末期や脳死、臓器移植が改めて大きな話題となり、小児医療の現場における困難な意思決定に際して、「いつ」、「どのように」、「だれが」決めるのかという根本的な問題が改めてクローズアップされてきました。

  今回のフォーラムでは医療の専門家だけでなく、哲学、倫理、法学、そして家族会の方にパネリストとして参加頂き、これからの小児医療における「意思決定」の在り方、特にShared decision makingと言うコンセプトと子どもの医療の在り方について議論を深めて行きた」と思います。


■日時: 2010年3月14日(日) 13時30分〜 16時30分(開場:13時)

■場所: 早稲田大学小野梓記念講堂

■アクセス: 東京都新宿区西早稲田1-6-1
          http://www.waseda.jp/cac/img/ono_map.gif
          JR山手線/西武新宿線/地下鉄東西線 高田馬場駅下車 徒歩10分
          地下鉄東西線 早稲田駅下車 徒歩5分

■司会・進行
          河原直人(早稲田大学)
          加部一彦(愛育病院)

■発表者・シンポジスト(順不同)
          加部一彦(愛育病院)
          伊藤龍子(国立看護大学校)
          坂下裕子(「小さないのち」代表、グリーフケア研究会)
          堂園俊彦(静岡大学)
          横野 恵(早稲田大学)

■日本小児科学会専門医・認定医研修単位5単位

■問い合わせ先: 日本小児科学会事務局 (浅沼)
             文京区後楽1-1-5第一馬上ビル4階 03-3818-0091

■申込方法: 事前申し込みは不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

(以上)


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早稲田大学総合研究機構GCS研究所 主任研究員
早稲田大学研究院 准教授
河原 直人
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513
TEL: 81-3-5286-9702
FAX: 81-3-5286-8244
(内線79−2188)
E-Mail:
naox@aoni.waseda.jp / naox@nch.go.jp
(※以下のアドレスは本年3月まで使用となります)
naox@waseda.jp


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