2010年02月26日

東洋英和女学院大学死生学研究所・研究会のご案内

東洋英和女学院大学死生学研究所
「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト


iモード 第2回研究会 ―『文化に死生観を探る』―


各位

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
研究会を下記のように行います。今回は、文化と死生観の関係を考える
研究会を行いたいと思います。多くの方にご参加いただけますよう
お願い申し上げます。
お問い合わせは、下記Eメール(氏名とご連絡先を明記の上)にて、
東洋英和女学院大学人間科学部大林研究室にご連絡下さいますよう
お願いいたします。
                                    敬具

                   記

■日 時: 2010年3月2日(火)18:00〜20:00

■会 場: 東洋英和女学院大学大学院 六本木校地204教室
       (東京都港区六本木5−14−40)
           最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
           麻布十番駅(大江戸線徒歩5分)(南北線 徒歩7分)

■テーマ:
(1)日本における「文化と死生観」
    森下 直貴 氏 (浜松医科大学)

(2)タイにおける「文化と死生観」―「医療文化」をめぐって―
    松田 正己 氏 (静岡県立大学)

(以上)


*******************************************************
東洋英和女学院大学死生学研究所
「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト

代 表: 東洋英和女学院大学教授 大林 雅之

連絡先: 東洋英和女学院大学人間科学部大林研究室
         〒226−0015横浜市緑区三保町32
         Tel&Fax:045−922−7727
         E-mail:obayashi@toyoeiwa.ac.jp



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2010年02月16日

生命倫理政策研究会シンポジウムのご案内

iモード シンポジウム「いのちの始まりと被験者の保護−立法への道標−」


【主催】生命倫理政策研究会、(第107回)くすりネット・くすり勉強会
【後援】財団法人 先端医療振興財団

【日時】2月21日(日)14:00〜17:30、懇親会17:30〜19:30

【会場】日本財団ビル2階 大会議室
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html

【参加費】2,000円、懇親会:5,000円


■基調問題提起
・人の発生操作に関するルールの統廃合 −体外受精からES細胞、クローン研究まで−
   ぬで島次郎(東京財団研究員)

■コメント
・「研究対象者保護法」と胚・胎児の保護
   栗原千絵子(放射線医学総合研究所主任研究員、医薬品開発支援機構理事)
・いのちの境界と人間の尊厳 −脳死・中絶・胚研究をめぐって−
   光石忠敬(光石法律特許事務所 弁護士)
・いのちの始まりと被験者の保護 −臨床科学の原理と立法への道標−
   福島雅典(臨床研究情報センター センター長)

■立法府からのコメント
・「薬害防止法」と「被験者保護法」
   川田龍平(みんなの党、参議院議員)
・医学・医療をめぐる制度改革への道 −最善の医療を手に入れるために−
   郡和子(民主党、衆議院議員)
・憲法・クローン法から生殖補助医療まで −いのちと権利を守る立法府の使命−
   小宮山洋子(民主党、衆議院議員)


■総合討論・提言と結語


■懇親会17:30〜19:30


************************************************************


■参加申込みは以下を明記の上、電子メールで cont@nifty.com(臨床評価刊行会)宛
(1)お名前、(2)ご所属又はお仕事等、(3)連絡先、(4)懇親会の参加・不参加

*申込情報は参加者間で共有されます。


(以上)


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2010年02月15日

東洋英和女学院大学死生学研究所・公開講座のご案内

The Institute of Thanatology 死生学研究所
2009年度 研究会・連続講座 <公開> 作品にみる生と死



■会場: 東洋英和女学院大学大学院 (六本木)201教室
      東京都港区六本木5-14-40

<アクセス>最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
        麻布十番駅(大江戸線徒歩5分)(南北線 徒歩7分)


■参加費: 無料・当日受付有り、当日先着順100名様



iモード 第5回 研究会

「ヒルデガルト・フォン・ビンゲン ―幻想と生きる―」

2010年2月20(土) 14:40-16:10 *校舎内への入場は14時から

鈴木 桂子 (すずき けいこ)
(玉川大学非常勤講師、東洋英和女学院大学生涯学習センター講師)

内容紹介:
西洋中世の精神世界に大きな足跡を残したヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、十数年前から新たな脚光を浴びていますが、現代的な解釈からは幾つかの誤解も生じているように思われます。彼女の人生を方向づけているのは何よりも卓越した幻視能力です。伝記や書簡、幻視著作を手がかりに、幻視体験の特色や幻視と病との関係をさぐり、さらには幻視を公表しようとした理由と、その手段のあり方を明らかにしながら、内面の葛藤を克服していく彼女の生き方について考えてみます。ヒルデガルトの幻視著作に基づいて挿絵画家たちが描いた写本画もスライドで紹介します。


iモード 第8回 連続講座

「日本におけるカルチュラル・バイオエシックス(Cultural Bioethics) の可能性」

2010年2月20(土) 16:20-17:50

大林 雅之 (おおばやし まさゆき)
(東洋英和女学院大学教授)

内容紹介:
代理出産、臓器移植など、わが国でも毎日のように生命倫理の問題が議論されています。しかしながら、そこに明確な方向性を見いだせないでいるのも事実です。また欧米と日本の議論の相違についての指摘もあります。それは各国・地域における「生と死」に関わる文化的差異を明らかにしようという「CulturalBioethics(文化的生命倫理)」の視点にも呼応します。この講座では、その視点の可能性を日本の文化的文脈に探りたいと思います。特に小説(森鴎外、志賀直哉、深沢七郎などの)、映画(小津安二郎、成瀬巳喜男などの)を取り上げ、本大学院で小生が担当する「死生学」関連講義の経験も紹介して話を進めます。



■お問合せ先:
東洋英和女学院大学 死生学研究所
shiseigaku@toyoeiwa.ac.jp
03-3583-4035(FAX専用)


--------------------------------------------------------
上記情報元のページ

東洋英和女学院大学 死生学研究所 HP


(以上)


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2010年01月25日

明治大学法科大学院 国際ワークショップおよびシンポジウムのご案内

新年あけましておめでとうございます。
平素より皆様には多大なご支援を頂きまして、心より感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、明治大学の鈴木利廣先生より、国際ワークショップおよびシンポジウム
のご案内を頂きましたので、下記に転載させていただきます。

情報元のホームページはこちらです。

どうぞよろしくお願いいたします。


*************************************************************************

明治大学法科大学院 創立5周年記念
国際ワークショップ 「医療と法」・国際シンポジウム「医療事故と法」



明治大学法科大学院医事法センターでは,下記の通り,
国際ワークショップと国際シンポジウムを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております(いずれも参加費無料)。



iモード 国際ワークショップ「医療と法」


■日時: 2010年2月20日(土)13:30〜18:00(開場13:00〜)

■場所: 駿河台校舎アカデミーコモン8階 A8会議室

■プログラム
日本人演者による話題提供を受けて、翌日のシンポジウム参加外国人講師を含めた
コメント、質疑を行います。

[1]医療と経済法 13:30〜15:30
     座  長: 鈴木利廣(明治大学法科大学院)
     話題提供: 高橋岩和(明治大学法科大学院)

[2]先端医療と刑事法による規制 15:45〜17:45
     座  長: 中空壽雅(明治大学法学部)
     話題提供: 清水真(明治大学法科大学院)

 ★逐次通訳あり
 ★事前登録制
  @お名前
  Aご所属
  Bご連絡先(メールアドレス)
  を明記の上,件名を「国際WS申し込み」として,
  medilaw@kisc.meiji.ac.jp又は FAX03-3296-2779までお申し込みください。
 *締め切り:2010年2月13日(土)
  但し,定員(70名)に達した時点で締め切らせて頂きます。
  予めご了承ください。



iモード 国際シンポジウム「医療事故と法」


■日時: 2010年2月21日(日)10:00〜18:30(開場9:30〜)

■場所: 駿河台校舎アカデミーコモン3階 アカデミーホール

■プログラム

[1]医療と刑事責任 10:00〜12:30
     座  長: 清水真(明治大学法科大学院 教授)
     報 告 者: Francine Feld(豪・西シドニー大学)
           Arndt Sinn (独・Osnabruck大学)
           中空壽雅(明治大学法科大学院 教授)
     指定発言: 磯部哲(獨協大学法学部)


[2]医療事故と民事紛争解決 13:30〜16:00
     座  長: 小西知世(筑波大学社会・国際学群)
     報 告 者: Carolyn Sappideen (豪・西シドニー大学)
           Kyrill Makoski (独・弁護士)
           鈴木利廣(明治大学法科大学院)

[3]医療事故と病院ガバナンス 16:15〜18:15
     座  長: 高橋岩和(明治大学法科大学院)
     報 告 者: Michael Adams (豪・西シドニー大学)
     指定発言: 児玉安司(東京大学大学院医学系研究科)

 ★同時通訳あり
 ★事前登録不要


交通アクセス

キャンパスマップ


■問い合わせ先
明治大学法科大学院医事法センター
E-mai:medilaw@kisc.meiji.ac.jp
Fax: 03-3296-2779

すずかけ法律事務所
E-mail:toshi-lo@pop02.odn.ne.jp
tel:03-3941-2472 fax:03-3941-2473

(以上)

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2009年09月03日

「代理出産を問い直す会」公開研究会のお知らせ


iモード 「代理出産を問い直す会」公開研究会


柳原良江先生(東京大学大学院人文社会系研究科グローバルCOE
「死生学の展開と組織化」研究拠点形成特任研究員)より、下記ご案内頂きました。

**************************************************************

公開研究会のお知らせ

「代理出産を問い直す会」では、国際ジャーナリスト大野和基氏をお呼びして
公開研究会を開催いたします。

大野さんは、長らくアメリカにおける代理懐胎の状況を取材されており、
依頼者側の意見や希望が多く伝えられがちな日本のマス・メディアで、
早くから懐胎者の抱える問題や葛藤について報告なさってきました。
今年5月には集英社より『代理出産--生殖ビジネスと命の尊厳』を
出版されています。

詳細につきましては下記URLをご覧下さい。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~yyanagi/yotei.html

――――――――――――――――――――――――

<代理出産を問い直す会 公開研究会>

【日時】 2009年9月12日(土)13:00〜15:30(開場12:30)

【場所】 東京大学本郷キャンパス法文1号館214教室
      http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html

【報告者】  大野和基(国際ジャーナリスト)

【参加資格】 本会の趣旨をご理解頂ける方ならどなたでも

【参加申し込み】
お名前とご所属(あれば)を明記のうえ、
yyanagi@l.u-tokyo.ac.jp(@を半角に変えて下さい)までメールをお送り下さい。

【参加費】 1000円

――――――――――――――――――――――――
*「代理出産を問い直す会」は、代理出産に疑問を持つ研究者や医療従事者が、
その問題点を明確にすることを目的として設立した会です。

(以上)


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2009年08月31日

死生学と生存学(東京大学)


iモード 死生学と生存学 Dia-Logos・1


立岩真也先生よりご情報を頂きました。

以下HPより転載
http://www.arsvi.com/a/20090906.htm


--------------------------------------------------------

■日時:2009年9月6日・日曜日 13:00〜17:30

■場所:東京大学・本郷キャンパス
     http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
    医学部・鉄門記念講堂(医学部教育研究棟14階)
     http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html

■主催

 東京大学グローバルCOEプログラム「死生学の展開と組織化」
  http://l.u-tokyo.ac.jp/shiseigaku/

 立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点
  http://www.arsvi.com


■プログラム(小さなあるいは大きな修正・変更がある場合があります。)

 *死生学HP上の案内
   http://l.u-tokyo.ac.jp/shiseigaku/ja/yotei/s090906.htm

1300〜1305 開会の挨拶 島薗 進 or 清水 哲郎(東京大学)

第1部 現況 1305〜1350(45分)
 ・立岩 真也(立命館大学) 15分
  「論点と論点はあるが通過されるという現況について」
 ・清水 哲郎(東京大学) 15分
  「治療の差し控えと中止の臨床倫理」
 ・質疑・討議 15分

第2部 死生を学ぶ? 1350〜1445(55分)
 ・大谷 いづみ(立命館大学) 報告 20分
  「パッケージ化される「よき死」の作法」
 ・島薗 進(東京大学) 報告 20分
  「死生学の実存的・文学的(詩的・美学的)な側面について」
   http://l.u-tokyo.ac.jp/shiseigaku/pdf/shimazono090906.pdf
 ・質疑・討議 15分

第3部 「現場」からの提起 1445〜1535(55分)
 ・鈴木 義彦 (松戸市立病院救急部・東京大学)報告 20分
  「意思表示困難な高齢者における救急医療・集中治療・延命治療」
 ・川口 有美子(立命館大学)報告 20分
  「意思表示が困難になりゆくALSにおける「生死をわけるプログラム」」
 ・質疑・討議 15分

 休憩(10分)

第4部 「哲学・倫理学」からの応答 1545〜1615(40分)
  *ここまでに提出された論点に応答してもらう。
 ・福間 聡(東京大学) 20分
  「哲学・倫理学からの応答 1」
 ・堀田 義太郎(立命館大学) 20分
  「哲学・倫理学からの応答 2」

総合討議・質疑応答 1620〜1730(70分) 全員


・広報・会場担当:福間 聡(東京大学)
・参加希望者は、TAE01303@nifty.ne.jp(立岩)までお知らせください。当日予告なしの不参加可能です。


◆参考資料

◇大谷 いづみ 20090501 「「尊厳ある死」を望むこと」,『福音と世界』2009-5:44-45
 http://devita-etmorte.com/archives/oi090501.htm
◇川口 有美子 20090625 「意思伝達不可能性は人を死なせる理由になるのか」,『福祉労働』123:28-35
 http://www.arsvi.com/2000/0906ky04.htm
 「違法性なく死なせられるかという議論の前に、「伝えたくない人」との信頼を築くための介護技術と支援を確立しなければならない。」この続きの話をしたいと思います。(報告者より)


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2009年06月07日

ハント教授講演会のお知らせ


iモード 東洋英和女学院大学死生学研究所
   「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト
   第1回研究会(公開研究会)



拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 研究会を下記のように行います。今回は、英国から世界的に著名な
社会倫理研究者であり、日本の仏教についても長年研究されている
J.Hunt教授をお迎えし、イギリスにおけるホスピスをめぐる研究動向
について、日英の比較文化的観点も含め、ご講演いただき、その後、
参加者で討論したいと思います。今回は、著名な先生をお迎えしての
研究会ですので、多くの方に参加していただけるように公開研究会と
いたしました。
 お手数ですが、ご出席に関しまして6月12日(金)までにEメール
(氏名とご連絡先を明記の上)にて、東洋英和女学院大学人間科学部
大林研究室(E-Mail:obayashi@toyoeiwa.ac.jp)にご連絡下さいます
ようにお願いいたします。
                                        敬具

                   記

■日時: 2009年6月15日(月)18:00〜20:00

■会場: 東洋英和女学院大学大学院校舎201教室
      (東京都港区六本木5−14−40)

■テーマ: Experience of Dying in UK Hospice

■講演者: Prof. Geoffrey Hunt
         Centre for Bioethics & Emerging Technologies,
         St. Mary's University College, UK

*講演につきましては、抄訳つきです。討論は適時通訳を行います。

(以上)

************************************************************
東洋英和女学院大学死生学研究所
「日本の文化に示される死生観についての研究」プロジェクト
代表 東洋英和女学院大学教授 大林雅之
連絡先:東洋英和女学院大学人間科学部大林研究室
〒226−0015横浜市緑区三保町32
Tel&Fax:045−922−7727,E-mail:obayashi@toyoeiwa.ac.jp


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2009年04月18日

第21回日本生命倫理学会年次大会・公募情報


2009年11月14日(土)・15日(日)に東洋英和女学院大学(横浜校地)にて開催される
第21回日本生命倫理学会年次大会の、「一般演題」および「公募シンポジウム」の応募
が開始されました。



iモード 第21回日本生命倫理学会年次大会ホームページTOP

     >「一般演題」および「公募シンポジウム」の応募資料のページ



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2009年03月01日

「JUNKU大阪 トークセッション」のご案内


iモード JUNKU大阪 トークセッション


2009年3月27日(金)18:30〜

  森岡正博著 『33個めの石―傷ついた現代のための哲学』(春秋社) 出版記念

  森岡正博×立岩真也 「生死を決める、その手前で」


★2007年、米国・バージニア工科大学で銃乱射事件が起きた。
キャンパスには犠牲者を悼む32個の石が置かれたが、人知れず石を加えた学生がいた。

33個めの石。それは自殺した犯人の追悼である。
石はだれかに持ち去られた。
学生はふたたび石を置いた。それもまた、持ち去られた。
すると、別のだれかが新しい石を置いた。
私たちにとっての33個めの石とは?
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー・・・。
いつのまにか傷ついてしまった私たちに、今、いちばん必要なことは何だろうか?


【パネラー紹介】

森岡正博(もりおか まさひろ)
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に、『無痛文明論』『生命学をひらく』(以上、トランスビュー)、『生命観を問いなおす』『感じない男』(以上、ちくま新書)、『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)ほか。共著に『思想の身体
性の巻』(春秋社)。

立岩真也(たていわ しんや)
1960年佐渡島生まれ。障害をもつ人や重い病気をかかえる人たちの傍らで、「生きたいなら生きられる」社会への道筋を粘り強く探究する社会学者。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『私的所有論』(勁草書房)、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』『希望について』(以上、青土社)、『ALS 不動の身体と息する機械』(医
学書院)、『自由の平等――簡単で別な姿の世界』(岩波書店)、『良い死』(筑摩書房)、共著に『増補 生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(藤原書店)、『所有と国家のゆくえ』(NHKブックス)などがある。3月25日に、筑摩書房から新刊『唯の生』を刊行予定。

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☆ 会 場 … 3階喫茶にて。入場料500円(定員40名)
☆ 受 付 … 3階 東カウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店 大阪本店(堂島アバンザ)
TEL 06-4799-1090

(転送歓迎)



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2009年02月27日

ワークショップ「生殖と死の生命倫理」のご案内


iモード 東京大学・ワークショップ「生殖と死の生命倫理」


 「生命」が現代的な議論の焦点となって久しい。医療技術の進展や医療保健制度の拡充は、多くの者に恩恵をもたらした。しかし、一方でそれらは、「生命」がある程度まで操作可能で、それゆえ非常に傷つきやすいものであることを広く示す結果となった。死生学の隆盛も、その傷つきやすい「生命」に対する、自意識の一形式とし見ることができよう。
 本ワークショップでは、死生学の数ある議題のなかでも、「生命」に対する倫理が先鋭化して現れる「生」と「死」という局面に着目する。そして、それぞれ「子づくりをめぐる文化と倫理」・「ドナー側から見た脳死・臓器移植問題」というセッションを設け、話題提供者と会場の参加者とで、当該課題を多角的に検討することを目指す。

 
【日時】 2009年3月14日(土)13:00〜18:00

【場所】 東京大学本郷キャンパス 法文2号館215教室
      http://www.l.u-tokyo.ac.jp/shiseigaku/pdf/090314kaijyou.pdf


【プログラム】 各セッション:報告は各20分、コメント10分、リプライ10分+討論60分


   総合司会: 佐藤健二(東京大学大学院人文社会系研究科教授:社会学)


■ 開会挨拶(13:00〜13:10)
           島薗進(東京大学大学院人文社会系研究科教授:宗教学・宗教史学)


■ 第一セッション(13:10〜15:30)「子づくりをめぐる文化と倫理」

 第一セッションでは、血縁・遺伝や代理懐胎をめぐる議論の検討を通じて、「いのちの始まり」の倫理について考える。
 第一報告(石川報告)では、柳田国男が憂慮した、大正から昭和期の核家族化と「血縁幻想」の高まりを概観する。
 第二報告(土屋報告)では、周産期医療における「遺伝病」問題興隆の歴史を、日本社会における乳幼児死亡率・周産期死亡率の低下局面の中に位置付ける。
 そして第三報告(柳原報告)では、代理懐胎に関する雑誌記事から、妊娠・出産や遺伝的繋がりに対する言説の変遷を追う。
 また赤川学准教授からは、歴史社会学の観点から本報告群に対するコメントを頂く。

・司会: 山崎浩司(上廣死生学講座特任講師:社会学)

・第一報告: 石川公彌子(G-COE特任研究員:日本政治思想史)
  「『血縁』をめぐる歴史 -柳田國男の思想から-」

・第二報告: 土屋敦(G-COE特任研究員:社会学)
  「周産期医療における『遺伝病問題』興隆の歴史 -1960‐70年代日本社会を中心に-」

・第三報告: 柳原良江(G-COE特任研究員:社会学)
  「代理母懐胎をめぐるメディア分析 -身体と遺伝の意味づけ-」

・コメンテーター: 赤川学(東京大学大学院人文社会系研究科准教授:社会学)


■ 第二セッション(15:40−18:00)  「ドナー側からみた脳死・臓器移植問題」

第二セッションでは、脳死・臓器移植問題をドナー候補とその家族の側から捉えかえし、「いのちの終わり」の倫理を考える。
 第一報告(会田報告)では、脳死ドナー候補に限定して脳死を死とすることの臨床上の意味を実証研究を通して考える。
 第二報告(香西報告)では、臓器等の提供をめぐる「意思」が、日本でいかに議論されてきたかを跡づけ、脳死の二重基準の史的背景を探る。
 第三報告(児玉報告)では、脳死の二重基準の法的論点や、現行法下における脳死での延命治療中止について議論する。
 また、清水哲郎教授からは、臨床死生学・倫理学の観点から本報告群に対するコメントを頂く。

・司会: 土屋裕子(G-COE特任研究員:法学)

・第一報告: 会田薫子(G-COE特任研究員:医療社会学・医療倫理学)
  「脳死の二重基準の臨床上の意味」

・第二報告: 香西豊子(G-COE特任研究員:医療史・医療社会学)
  「ドネーションの史的背景」

・第三報告: 児玉安司(弁護士・東京大学客員教授)
  「患者/家族の領分、専門家の領分、国家機関の領分」

・コメンテーター: 清水哲郎(上廣死生学講座教授:臨床死生学・倫理学)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1
東京大学本郷キャンパス 法文2号館3階
PHONE & FAX : 03-5841-3736(内線23736)
E-mail : dals-coe@l.u-tokyo.ac.jp

(転載・転送可)



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